chrome-watch

chrome-watch

ChromiumベースのブラウザをChrome DevTools Protocolで監視して，特定のURLにアクセスしたときにスクリプトを実行します． Android版ChromeやOculus Questのブラウザなど拡張機能をインストールできない環境でユーザースクリプトを実行できます．

• Chrome Extenstionが使えない環境で，色々な操作を自動化できます
• Oculus Quest上の Oculus(Meta Quest) Browser も操作できます
• ADBプロトコルに対応しているのでAndroid端末上のChromeに直接接続できます

Usage

Go 1.18以降が必要です．

インストール：

go install github.com/binzume/chrome-watch@latest

User Script

Greasemonkeyとよく似たフォーマットのスクリプトをscriptsフォルダに置くことで実行できます．scripts 以下にサンプルスクリプトがあります．

例：

// ==UserScript==
// @name         RedText
// @match        https://www.binzume.net/*
// ==/UserScript==

let styleEl = document.createElement("style");
styleEl.innerText = "body{color:red !important}";
document.head.appendChild(styleEl);

ADBで接続する場合

対象デバイスのIPアドレスを確認して，ネットワーク経由でADBを使えるようにします．

adb shell ip -o address
adb tcpip 5555

ADBにつなぎます．PC上のadb-serverではなく，Androidデバイス上のadbdのポートを指定してください．

chrome-watch -adb 192.168.0.123:5555

Android上のadbdと直接通信するので adb connect や adb forward は不要です．またこのツール自体はAndroidのplatform-toolsに依存しないので，ADBコマンドがインストールされていない環境でも起動できます． -adbkey オプションでADB用のRSA鍵ファイルを渡すとADBの接続確認ダイアログが毎回表示されるのを避けられます．

指定したソケットに接続する場合

Dev Tools Protocolを有効にしてChromwを起動してください(Androidの場合は adb forward してください)．

chrome.exe --remote-debugging-port=9222

chrome-watch -ws ws://localhost:9222/devtools/browser